イベントセミナー 受付終了

第4回:サンドボックス for IT

障がいを持つ子どもたち向けのプログラミング教室が開催されました。


サンドボックス for ITとは
障がいを持つ子供たちとデジタルデバイスやプログラミングで遊ぶ教室です。
レベルエンター様とNPO法人FDA様が共同で企画されています。詳細はレベルエンター様のHPをご参照ください。

第4回目となる今回は、カサレアルの会場で開催していただきました。
本ページでは、サポートスタッフとして参加したカサレアル社員によるレポートをお届けいたします。

日程詳細

  • 開催日程
    2019年1月26日
  • 時間
    10時00分~13時00分 <受付開始:9時30分>
  • 会場
    カサレアル泉岳寺トレーニングセンター
  • 対象者
    年齢、性別、国籍、障害の有無、障害の種類を問わず、どなたでも参加いただけます。

実施報告

プログラミング教室の内容


視覚障害、発達障害、自閉症など軽度から重度まで、
様々な特性を持った子どもたちが、
プログラミングに興味を持つきっかけになるよう、
下記のコンテンツが準備されています。
・ロボットプログラミング
・VRプログラミング
・iPad Siri



親御さんと離れてプログラミングを体験します

親御さんと離れることに抵抗を示す子どももいましたが、
ロボットやiPadなどのデバイスに関心を持ち始めると、
あっという間に集中し始めました。

プログラミングロボットである「mBot」、
同じくプログラミングロボットである「True True」を使用し、
プログラミングに必要となるアルゴリズムについて、
ステップバイステップで取り組みました。

途中で集中力が切れてしまった子どもには、
おもちゃコーナーでリフレッシュをし、iPadでゲームをする場面もありました。
無理にカリキュラムを優先しない工夫が随所に感じられました。



子どもと離れた親御さんたちは・・・

特定非営利活動法人Future Dream Achievementの成澤様による、ご自身の経験談を中心に、
子どもたちの将来に向けた就労に目線を向けるようなセッションを設けました。
セッションでは、障がいを持つ子どもの親であることから、ご自身の職場で就労している障がい者の方との接し方や組織体制について、
人事部門と意見交換をするようになった方のお話が印象的でした。
職場におけるご自身の変化を親御さん同士で共有する場としても、有益な時間になったのではないでしょうか。

障がいを持つことにより、他者とのコミュニケーションや物理的な移動がハードルとなってしまうことがありますが、
このハードルはテクノロジーで解決しつつあります。
そのため、プログラミング教室では、テクノロジーに焦点を当てています。
この活動が、障がいを持つ子どもたちにとって、一つの未来の可能性を作る場になればと感じました。