SpringOne Platformハイライトセミナー
11/29(木)Pivotalジャパン/カサレアル共催のSpringOne Platformハイライトセミナーを開催しました!
SpringOne Platformとは、Pivotal Softwareが主催するテクニカルカンファレンスです。今年は9月24日から9月27日にかけ、米国ワシントンD.Cで開催され、主にCloud Foundryの技術に注力されたセッションが行われました。
そんなSpringOne Platformに日本から参加した技術者による、イベントのハイライトをお伝えするセミナー「SpringOne Platformハイライトセミナー」を、Pivotalジャパン株式会社、カサレアル共催で開催いたしました。
本ページでは、弊社スタッフによるセミナーのレポートをお届けいたします。当日の発表資料も公開していますので、ぜひ本文と合わせてご覧ください!
イベント概要
- イベント名
- SpringOne Platformハイライトセミナー
- 開催日時
- 2018年11月29日(木) 15:00 〜 2018年11月29日(木) 18:00
- 参加費
- 無料
- 定員数
- 50名
- 開催場所
- Pivotalジャパン株式会社 イベントスペース
申し込み
開催日時
申込締切
当日の様子
プログラム
- 15:00-15:20 SpringOne Platform by Pivotalとは
by Pivotalジャパン株式会社 渡辺 隆 - 15:20-16:00 SpringOne Platformでの3日間とSpring 5.1最新情報
by 株式会社カサレアル 多田 真敏 - 16:00-16:40 Pivotal Cloud Foundryアップデート
by Pivotalジャパン株式会社 鏑木 崇之 - 16:40-16:50 休憩
- 16:50-17:20 Pivotal Cloud Foundry 2.3: A First Look
by アスクル株式会社 井上 隆司様 - 17:20-17:50 日立ソリューションズの取り組みとプラットフォーム関連セッション内容のご紹介
by 株式会社日立ソリューションズ 佐々木 伸也様 - 17:50-18:00 クロージング
SpringOne Platform by Pivotalとは(Pivotalジャパン 渡辺氏)
Pivotalジャパンでマーケティングを担当する渡辺氏からは、SpringOne Platformがどういったイベントなのかのご説明と、イベントでなされた発表内容のご紹介をいたしました。
SpringOne Platformとは、Pivotal Softwareが主催するテクニカルカンファレンスで、主にCloud Foundryの技術に注力されたセッションが行われています。 9月24日から9月27日にワシントンD.Cで開催された今年のイベントには、SpringやCloud Foundryの知識を深めたい技術者の方が、45か国から約3,000名参加されました。
イベント中の主要な発表として、渡辺氏からはCloud Foundryの新規リリースや、コンテナ系の新規サービスサポート、Spring 4 ToolsのGA版リリース等をご紹介いたしました。 発表内容の詳細については、鏑木氏のプログラムで詳しくお伝えしております。
SpringOne Platformでは技術面以外に、各国大手企業によるデジタルトランスフォーメーションの事例発表もあり、マネジメントサイドの方にとっても有益な情報が詰まったイベントとなっています。
なお来年は、10月7日~10月10日にテキサス州オースティンで開催されるそうです。

SpringOne Platformでの3日間とSpring 5.1最新情報(カサレアル 多田)
多田からは、参加者から見たSpringOne Platformというイベントのご紹介と、Spring5.1の最新情報のご紹介いたしました。
アジェンダ
- SpringOne Platformに行くまでと3日間の流れ
- SpringとJDKのリリースモデル
- Security新機能
- Data新機能
- その他トピックス
SpringOne Platformでの3日間について
前半のイベント紹介では、参加者だからこそ感じられる会場内の様子や、参加者との交流などお伝えいたしました。「SpringOne Platformに参加してみたい」という来場者様のご参考になったのではないかと思います。
Spring 5.1最新情報について
後半はイベントで得た、SpringのリリースモデルやSecurity・Dataの新機能の情報を、多田の所感を交えながらご紹介いたしました。 特にアップグレード時の考慮点や、Kotlin使用時のSpring 5.1新機能の効果に関する話しは、Spring研修の教材開発や、講師を務める多田ならではの所感であり、来場者様も強く関心を持たれているようでした。
Pivotal Cloud Foundryアップデート(Pivotalジャパン 鏑木氏)
鏑木氏からは、SpringOne Platformの中で扱われた、Pivotal Cloud Foundry(以下PCF)のトピックをご紹介いたしました。各サービスの詳細をお伝えし、とても聞き応えのあるプログラムとなりました。
アジェンダ
- Pivotal Application Service Update
- Pivotal Container Service 1.2 Release
- Knative
- Buildpacks.io
- PCF Ecosystems
- Customer Usecase
Pivotal Application Serviceのアップデートについて
Pivotal Application Serviceとは、PCFのを構成するパッケージのうち、アプリケーションにフォーカスしたパッケージです。
すでに技術としては成熟したサービスのため、細かい機能改善がメインのアップデートとなっており、ハイライトセミナーでは、「PCF Healthwatch」のアップデートをご紹介いただきました。「PCF Healthwatch」のアップデートについては、井上様のプログラムにて詳しくご紹介いただいております。
Pivotal Container Service 1.2のリリースについて
Pivotal Container Serviceとは、Kubernetesを実行するためソフトウェアです。
Kubernetesのクラスタを自分の好きなコンフィグレーションでデプロイでき、デプロイ後の運用はCloud Foundryの中核技術であるBOSHが司ることで、Kubernetesの煩雑な運用を解消できるようになっています。
今回発表された1.2のリリースにより、Kubernetesのバージョンが1.11になり、今までVMware vSphereとGoogle Cloud Platformのみのサポートだったのが、Amazon Web Serviceにも対応されています。
Knativeについて
KnativeはPivotal、Google、RedHat、IBMなどが開発するオープンソースのKubernetesのカスタマリソースで、「Serving」「Builds」「Eventing」の3つのリリースから成り立っています。
各リソースにより可能な処理(コンテナのデプロイやソースコードからのデプロイなど)を、図とともにご説明されたことで、Knativeという言葉に馴染みのなかった来場者様もイメージしやすかったのではないかと思います。
その他トピックス
その他Buildpacks.ioのご紹介や、SpringOne PlatformでのPCF活用事例セッションをご紹介をいたしました。特に米国空軍による、「PCFとPivotalLaboを使用してのアプリケーション開発高速化」というPCF活用事例には、多くの来場者様が驚いてらっしゃいました。

Pivotal Cloud Foundry 2.3: A First Look(アスクル 井上様)
井上様は、アスクル株式会社が運営する個人向け通販「LOHACO」の運用を担当されています。実際にPCFを活用されているエンジニア視点でのPCF2.3の印象と、LOHACOでのPCF活用事例をご紹介いただきました。
アジェンダ
- 会社紹介
- 自己紹介
- Pivotal Cloud Foundry 2.3: A First Look
- LOHACO on PCF
HealthWatch1.4とPCF Mertics1.5について
鏑木氏のプログラムでも出た「HealthWatch」とは、PFC自体を監視できる機能です。アップデートされた1.4では、全体を俯瞰できるダッシュボードが好感触で、エンジニアの知見を持たない方でも、障害の初期発見が可能になったそうです。
システムの稼働状況を、ビジネス・運用・開発どのレイヤーの方も関わりなく把握できるようにしたい、とお話されていましたが、複雑さのない1.4のUIでは実現可能なのではないかと感じました。
「HealthWatch」がPFC自体を監するのに対し、「Mertics」はPCFの中のPivotal Application Serviceを監視する機能です。アップデート前後のUIを比較しながら、1.5の操作性の良さをご説明いただきました。
既存の監視システムとの線引きの難しさなど、PCF利用者である井上様ならではの視点でお話しいただき、今後PCFの導入を検討されている方の参考になったのではないかと思います。
LOHACOのPCF活用について
LOHACOではレガシーからの脱却と、サービスの拡大をを目標とされています。マイクロサービスに適したプラットフォームにしようという動きの中で、PFCを採用されたそうです。
採用からリリースまでの流れをご説明いただき、PCF導入について具体的に考えることができました。
ご質問もいただきました
プログラムの後には、来場者様からのご質問も活発にありました。同様のことを気にされる多々も多いかと思いますので、ご紹介いたします。
Q1. Pivotal Cloud Foundryを運用しているのは何人ですか?
A1. まだサービスインはしていないため、構築を1人で担当していますが、今後は3~4人で運用していく想定です。
Q2. Cloud Foundryを導入するにあたり、PCF以外に選択肢はありましたか?
A2. Cloud Foundryの導入にあたっては、Javaアプリケーション以外にも、インフラ側までをスコープに内製化を進められることが前提でした。Pivotal以外のクラウドサービスでは、クラウド運用会社への委託となってしまい、目標にそぐわない部分がありました。Pivotalの中でコンテナサービス使う選択肢もありましたが、レガシーを引っぺがすためにはPivotalアプリケーションサービスが必要だったためPCFを選択しました。

日立ソリューションズの取り組みとプラットフォーム関連セッション内容のご紹介(日立ソリューションズ 佐々木様)
佐々木様は株式会社日立ソリューションズにて、社内 DevOps 基盤と合わせてPCFの活用推進をされています。2015年よりPCF調査を開始してからの、日立ソリューションズ様の取り組みや、SpringOne Platformのセッションについてご紹介をしていただきました。
アジェンダ
- 日立ソリューションズのPCFへの取り組み
- SpringOne Platform 2018 概況
- セッション内容のご紹介
- 所感まとめ
日立ソリューションズのPCFへの取り組み
日立ソリューションズ様では、OSS版のCloud Foundryを社内で、Pivotal版を事業向けに使用されています。サービスの仮説段階から活用できるプラットフォームを整備する目的で取り組んでおられます。
2018年4月からは、Pivotalジャパンのパートナーとして協業されております。なぜ基盤にPCFを選ばれたかなどが記載された資料をご紹介いただきましたので、ぜひプログラム資料をご確認ください。
セッション内容に対する所感
SpringOne Platform 2018のセッション内容と、それに対する佐々木様の所感をお話しいただきました。
PCFの機能ラインナップと使い分けや、BuildPackデプロイモデルの業界標準化への期待についてのコメントは、多くの来場者様がメモを取られていたようでした。

Pivotalジャパンとの共催のもと、アスクル株式会社様・株式会社日立ソリューションズ様のご協力により、本セミナーを開催することができました。
来場者様には、たくさんの最新情報と気づきをお持ち帰りいただけていれば幸いです。
ありがとうございました!
当日の発表資料はこちら
- SpringOne Platform by Pivotalとは(Pivotalジャパン 渡辺氏)
- SpringOne Platformでの3日間とSpring 5.1最新情報(カサレアル 多田)
- Pivotal Cloud Foundryアップデート(Pivotalジャパン 鏑木氏)
- Pivotal Cloud Foundry 2.3: A First Look(アスクル 井上様)
- 日立ソリューションズの取り組みとプラットフォーム関連セッション内容のご紹介(株式会社日立ソリューションズ 佐々木様)