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[参加レポート]iOSDC Japan 2019に"初"登壇しました!

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[参加レポート]iOSDC Japan 2019に"初"登壇しました!

iOSDC Japan 2019の様子をご紹介します!

カサレアルは、9/5(木)― 9/7(土)の3日間で開催されたイベント「 iOSDC Japan 2019 」に参加し、
9/6(金)にはiOSDCルーキーズLT登壇をさせていただきました!
カサレアルとしては初の試みとなります。

  ◇◆講演情報◆◇
  テーマ:
   『 完全に同じ開発環境を素早く用意できる(もしくはできない)技術 』
  講演者:
   株式会社カサレアル Apple 認定トレーナー
   青木 宏之

本レポートでは、青木のLT内容と、カサレアルのエンジニアが聴講した他のLTの内容のトピックと所感をご紹介します。
ぜひ、ご一読くださいませ。

⧉ iOSDC Japan 2019とは(公式HP
iOSDC JapanはiOS関連技術をコアのテーマとした技術者のためのカンファレンスです。

⧉ iOSDCルーキーズLTとは(公式ブログ
iOSDCでのトークが初めての方のみ応募が可能な枠になります。
基本的なルール(5分でドラを鳴らして強制終了など)は通常のLTと同じですが、
この枠で採択されたスピーカーは開催2〜3週間前の週末の1日で開催される
「iOSDCルーキーズLT練習会1」に参加することができる枠です。

日程詳細

  • 開催日程
    2019年9月5日 ~ 2019年9月7日
  • 時間
    10時00分~18時00分 <受付開始:9時30分>
  • 会場
    早稲田大学 理工学部西早稲田キャンパス63号館

講演者

写真:青木 宏之(	あおき ひろゆき)
株式会社カサレアル Apple 認定トレーナー
青木 宏之( あおき ひろゆき)

実施報告

トレーニングで利用するMac PC を毎週のようにセットアップしています

カサレアルではトレーニングで利用するためのセットアップも講師のお仕事の1つです。
そのため毎月数十台のMacをセットアップし続けてきました。その経験を活かして、Appleの提供する標準機能だけで全く同じ構成のmacOS環境を準備するために行ってきたいくつかの方法と、それぞれの特徴についてお話しさせていただきました。

完全に同じ開発環境を素早く用意できる(もしくはできない)技術

いかにミスを防ぎ、大量の Mac を素早く正確にセットアップするかという点について、これまで取ってきた様々な手法についてお話しさせていただきました。
現在使用している方法は、以前と比較して手間のかかる方式で行わざるを得ないことも含め、皆さまに知っていただくことが出来ました。
全てお話ししたことで登壇後にはTwitter や対面で感想を頂くことができ、皆さまのお役に立てて良かったと感じております。
 *青木が投影していた資料は、こちらからご覧いただけます。

また今回登壇したルーキーズ LT では、事前に運営側主催で登壇練習会を開いて頂き、アドバイスも頂くことができたので、「一度はカンファレンスで発表してみたい」と思っている方は是非応募してみてください。

セッション報告

カサレアル社員が参加したセッションをご紹介いたします。

廣部 貴徳氏 SwiftのStringの文字数の数え方を完全理解する  資料    
ようせい氏 GoogleSpeechToTextを活用して音声を動画にした話 -
Ryo Nonaka氏 縦書きエディタを6プラットフォームで開発してみて  資料    
片山 大樹氏 Xcodeのコードカバレッジ計測ではなぜブランチカバレッジが取れないのだろうか?  資料     
今泉 智博氏 スナップショットテスト実戦投入  資料    
行木 千春氏 カスタムInstrumentsでアプリをピカピカに!  資料    

SwiftのStringの文字数の数え方を完全理解する(廣部 貴徳氏)

◆アジェンダ
 ・SwiftのStringについて
 ・Unicodeについて
 ・Stringと要素の置き換えについて

◆社員の所感
 文字列情報の持ち方や文字数の数え方を理解することにより、通信、DBへの保存などの計算方法が明確になりました。
 さらに、やってはいけないことが理解できるとバグの発生を抑えられます。初心者向けではないですが、
 数個アプリを開発した事がある方にはお勧めできるセッションでした。

GoogleSpeechToTextを活用して音声を動画にした話(ようせい氏)

 ◆アジェンダ
  ・開発の流れ
  ・音声トリミング方法
  ・音声の解析方法
  ・テロップ動画作成エディタのUI/UX
  ・静止画動画作成方法
  ・音声と動画の合成方法

 ◆社員の所感
  GoogleSpeechToTextの実装方法がメインだったため、今後利用する可能性がある開発者にとっては
  かなり有意義なセッションです。
  私は使う予定はありませんが、いつかGoogleSpeechToTextを利用したアプリを出してみたいと
  思わせる様なセッションでした。

縦書きエディタを6プラットフォームで開発してみて(Ryo Nonaka氏)

 ◆アジェンダ
  ・テキストを表示するために必要な文字コードとフォントの知識
  ・コア機能をC++で作る理由
  ・デスクトップアプリとモバイルアプリを開発するための環境
  ・デスクトップアプリのテキスト入力とモバイルアプリのテキスト入力
  ・プラットフォームで千差万別なIMEという特異点
  ・iOS / Androidの標準TextViewのUIとその縦書きでの再実装

 ◆社員の所感
  クロスプラットフォームの開発するのであれば、ライブラリーはC++書いておくとモバイルに限らず、
  Linux用ソフトなんかでも共通化できることが印象的でした。
  また、iOSでのStringの内部的に保持している状態を理解していないと理解できない事も
  このセッションを理解する上で必要な技術だと感じました。

Xcodeのコードカバレッジ計測ではなぜブランチカバレッジが取れないのだろうか?(片山 大樹氏)

 ◆アジェンダ
  ・コードカバレッジについて
  ・Xcodeでのコードカバレッジ計測と表示
  ・Xcodeでのコードカバレッジ計測の仕組み

 ◆社員の所感
  結論から言うと、かならず見てほしいセッションの1つです。
  エンジニアにとってテストは永遠の課題ですが、XCodeでできるテストコードのレポート機能の限界に
  ついて理解できます。
  レポートはC1の途中くらいまでしかできないため、C2は表現できないので、今後の計画に役立ちます。

スナップショットテスト実戦投入(今泉 智博氏)

 ◆アジェンダ
  ・スナップショットテスト導入の背景
  ・初期設定
  ・撮影時の表示条件・状態整理
  ・状態際限の為の設計修正
  ・撮影した情報の整理
  ・様々なViewの撮影
  ・TIPS&ハマりポイント

 ◆社員の所感
  この技術はAndroidにも応用が可能な技術です。このセッションも必ず聞いてほしいうちの1つです。
  UIテストにおいて、色の違いまで確認できる事はなかなかありません。
  スナップショットテストを取り入れば、ビジネスロジックのテストとUIテストの自動化が行えるので
  本当のモバイルアプリのテストの自動化が実現できます。
  また、隣席で挨拶をさせてもらった参加者はすでに取り入れており、更にノウハウを教えてくれました。
  この様なコミュニケーションがカンファレンスの醍醐味です。

カスタムInstrumentsでアプリをピカピカに!(行木 千春氏)

 ◆アジェンダ
  ・Instrumentsの基本
  ・OSSignposts
  ・カスタムInstrumentsの作成
  ・活用事例
  ・CLIPSによるModelerの自作

 ◆社員の所感
  基本的な利用方法がセッションの中に含まれていたため、Instrumentsを利用したことがない私でも
  最後まで理解した状態で終えることができました。
  特に今後、パフォーマンステストを控えている開発者やなんだかアプリが重いなって感じている開発者は必見だと思います。
  更に最後の方では、カスタマイズ方法を説明しておりいろいろなプロダクトに対応できるなと感じました。

 関連のカサレアルコースはこちら

青木のLTでもご紹介させていただいたように、カサレアルのトレーニングは
受講者様1人1人にMacをご用意しております。
近年ではiOSコースが今やカサレアルの看板コースとなり、徐々に受講人数が増え続けています。
iOSDC Japan 2019にご参加いただいた方であれば、必ずご興味があるはず!
是非この機会にカサレアルで学んでみませんか?

■ iOSトレーニングにご興味がある方はこちら
速習 Swiftプログラミング言語
SwiftによるiOSアプリ開発入門 -Swift入門からiOSアプリ開発の基本まで-
SwiftによるiOSアプリ開発応用 -Auto Layout, Web API, Core Data編-
SwiftによるiOSアプリ開発実践 -オープンソースライブラリを活用したアプリ開発ハンズオン-

■ Apple認定トレーニングにご興味がある方はこちら
Apple認定 iOS Deployment Essentials
Apple認定 Introduction to Swift
Apple認定 Introduction to the iOS SDK