無線LANのトラブルシュートに携わるネットワークエンジニアを対象としたコースです。
トラブル発生時の無線LAN環境を調査し、その原因を特定・解析する方法を学習します。
また、実際に無線LANに対してサイバー攻撃(DoS攻撃やセキュリティキーの解読など)を実施し、アクセスポイントが抱える脆弱性やインシデント(情報セキュリティに関する事件・事故)発生時の対処法について学習します。
※本コースは、CTCテクノロジー株式会社オリジナルコースです。
※コースカリキュラムは予告なく変更となる可能性があります。
お申し込みにあたっての注意事項とお願い(お申し込み前に必ずご一読ください) 詳細を見る
1. お申込受付について
本コースは、主催会社のお席を確保した後に受付確定となります。
お申し込みをいただいても、満席等の理由によりご受講いただけない場合がございますので、予めご了承ください。
2. テキスト/演習資料について
紙媒体を使用いたします。
・トラブル発生時の初期対応(関連機器からの情報収集)を実施することができる
・専用ツールを用いた情報収集を実施することができる
・収集した無線LANパケットの情報から、トラブルの原因を推察することができる
・無線LANに対してペネトレーションテスト(システムを実際に攻撃し脆弱性を調べるテスト)を実施し、アクセスポイントが抱える脆弱性を調査することができる
・インシデント発生時の初期対応(関連機器からの情報収集)を実施することができる
・無線LANに携わるSE/CE
※以下のすべての条件を満たしている方
・「無線LANシステム構築実践」コースを修了、または同等の知識を有していること
・EthernetやTCP/IPプロトコルの仕組みを理解していること
・パケットアナライザ(WireShark等)を用いたパケット解析の経験を有していること
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- 実行環境
- ・アクセスポイント
・ノートPC
-電波環境調査ツール
-無線LANパケットアナライザ
-DoS攻撃ツール
-WEPキー解読ツール
-WPA/WPA2-PSK解読ツール
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- 配布資料
- テキストは紙媒体を配布いたします。
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- 受講料
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143,000円(税込)/人
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- お支払い
- 研修終了後に請求書払いとなります。
請求書は研修終了日の属する月の月末までに送付いたします。
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- 持ち物
- 特にございません
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- 開催日数
- 2日間
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- 時間
- 9時30分~17時00分
●トラブルシューティング概要
・無線LANのトラブル
・トラブル遭遇前の事前準備
・トラブルシューティングのフロー
・情報収集のポイント
-ステーションの調査
-APの調査
-認証サーバの調査
-専用ツールを用いた調査
●各種ツールの使用方法
・ネットワークコマンド
・スペクトラムアナライザ
-安定した無線LAN通信の要件
-サンプルシグナル(コードレス電話、bluetooth、電子レンジ等)
-フリーの電波環境調査ツール
-電波関連のトラブルと対策
・パケットアナライザ
-パケットアナライザの特徴
-パケットアナライザの使用方法
●無線LAN通信の解析(基礎編)
・802.11 MAC Headerの解析
-フレームコントロールフィールド
-その他のフィールド
・管理フレームの解析
-Beacon
-Probe Request/Response
-Authentication
-Association Request/Response
・制御フレームの解析
-ACK
-RTS/CTS
・パケット解析によるトラブル原因の特定
-無線LAN接続不可、パフォーマンス劣化 等
●無線LAN通信の解析(応用編)
・WPA/WPA2
-4 Way Handshake
-2 Way Handshake
-パケットアナライザの復号機能
・IEEE802.1X/EAP認証
-EAPOLによるカプセル化
-EAPパケット本体
-EAP-TLSのシーケンス
-PEAPのシーケンス
・パケット解析によるトラブル原因の特定
-PSK認証、IEEE802.1X/EAP認証の失敗 等
●無線LANへの攻撃とその調査手法
・無線LANをとりまく脅威
・攻撃ツールのセットアップ
・事前調査(攻撃対象の確認)
・DoS攻撃
・無線LANデータの盗聴
・WEPキーの解読
・WPA/WPA2-PSKの解読
・Fake AP(不正APの設置)
・インシデント発生時の調査手法